自動車・同付属品製造業
エンジン組立ラインにおいて、ボルトを供給するために振動式パーツフィーダーを使用している。
その作動音、ボルトとボルトの金属接触音が、簡易式の防音パネルと使用しているにもかかわらず109dB(A特性)と非常に高かった。
まず高周波透過音対策(図1)として防音パネルの強化(パネルを厚くする)をした。
次に中低周波透過音対策(図2)のために共鳴器(図3)として空のペットボトルは約80本(試行錯誤の結果この本数までに増やしていった)で、ボトルの飲み口の長さを調製するための金属パイプを取り付けて、周波数帯別の音圧を測定しながら、音の干渉により中低周波帯の音圧を減少する改善を行った。さらに、フィーダーに投入されたボルトが落下してボルト同士で接触しないようにするためボルト投入部分のシュート化も行った。(写真)
高周波透過音対策により109dB→83dBに減少し、さらに中低周波透過音対策により83dB→75dBに減少した。
平成12年4月〜5月(約2ヶ月間)
約2万円(1台あたりの材料費、加工費)
無し