造船業
船に搭載するアルミ球形タンクの部材は、湾曲したもので、仮置きした時等に適当な保管方法がなかった。これまでの保管方法では、凹面を上にしていたため、雨水がたまってしまい、アルミの品質上問題がある上、作業場所への移動時には、高所作業(約4m)による玉掛け作業になってしまい適切な墜落防止策が難しかった。そこで、今回、標題の架台を考案した。
- ① 部材を取り出す時のブレ防止と、部材を納める時の定位置からズレないためのガイドを取り付けた。
- ② 架台そのものを玉掛けするために、玉掛け専用床を付けた。
- ③ アルミ部材への昇降設備およびアルミ部材荷降ろし時の玉掛け作業のために架台昇降設備を付けた。
- ④ 部材上での玉掛け作業をする時の命綱用の親綱クレモナロープを付けた。
- 高所での玉掛け作業が半減し、かつ、強風条件など屋外での反転作業がゼロになった。
- 作業能率、生産性が向上した。
平成5年9月〜平成6年1月(5カ月)
約170万円/1個
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