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職場の快適化事例 作業方法

ミニハンドクレーンの採用でビン梱包の重筋作業を軽減

業種

非鉄金属製造業

対象

小ビンをダンボールケースに入れ梱包する作業

内容

ビン製造ラインの末端において、ダンボールケースに縦10本×横9本の180mlビンを千鳥に入れ、その上に仕切の型紙を乗せ、更に同数のビンを2段重ねし、そのダンボールのみみを折り込んで、梱包する作業をすべて手作業で行っていた。

この作業では、片手で一度に3〜5本取って入れる動作を繰り返すため、重い物ではないが、手首・指が疲れ、腱鞘炎や肩痛となる事もあり、大変な作業の一つであった。

このため、”1箱/8秒のスピードに対応する””ビンをキズつけない””一度に90本のビンを吸着し持ち運べる””製品サイズ毎に整列コンベアーを対応させる”をポイントに次の改善を行った。

  • (1) ラクラクハンドミニタイプ(アーム式ミニハンドクレーン)を採用する事で処理スピードに対応した。
  • (2) キズを付けないで一度に吸着させるため、一枚のゴムの板にビンのピッチ通りに穴を開けて、ゴム材質のちがう物を何層にも貼り合わせたバキュームシートを作り対応した。
  • (3) コンベアーについては、ラインプレッシャーをかけないで引き抜くことができるようにするためスリップコンベアーとプレッシャー解除板を併用した。

このような改善の結果、以前は作業に慣れが必要で、しかも作業者を30分毎にローテーションさせて、負担をやわらげる処置をとっていたが、現在は誰でもできる作業に変わり、快適な職場に変身した。

問い合わせ先

中央労働災害防止協会 健康快適推進部

kenko@jisha.or.jp

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