通信業
電信電話の無人交換所に配備されているケーブル、装置類の保全上、無人交換所には窒素ガスボンベ(重量50〜60kg/本)を常備する必要があり、これを定期的に交換(2〜3回/週)する作業を実施している。
従来、その積み降ろし、移動作業は人力による手作業で行っていたが、作業者からさまざまな安全上の問題点が指摘されていた。
そこでスチール板と角パイプ等を使って積載装置を製作した。ボンベと接触する部分には、板ゴムを張り、滑らないように工夫し、またスライド部はローラーを使用することで滑りをよくした。この装置を使用することにより、ボンベの積み降ろしを楽に、そして安全に行えるようになった。
- ボンベの積み降ろしの際に手を挟むことがなくなった。
- 車の荷台に乗らなくてすむため、天井で頭を打ったり無理な姿勢をして、腰を痛めることがなくなった。
- ボンベをベルトで固定するため、車の走行時にボンベが転げまわることがなくなり、作業者は安心して車の運転に集中できるようになった。
- 同種の作業に対して、広い汎用性がある。
平成元年2月〜平成元年11月
1台あたり25,000円、2台製作
有り