安全衛生情報センター
建築物の解体等の作業に当たっては、労働者の石綿ばく露防止のため、建築物に使用されている石綿の 有無を把握することが不可欠である。このため、石綿障害予防規則第3条において事前調査の実施が義務 づけられており、事業者は、同条第1項に基づき、書面調査及び現地調査を行うとともに、これにより石 綿使用の有無が明らかとならなかったときは、同条第2項に基づき、当該建材が石綿を含有するか否か分 析を行わなければならないとされている。 こうした中、厚生労働省では、労働者の石綿ばく露防止を図るため、事前調査の精度底上げを目的とし て、事前調査の講習会(分析を除く。)及び石綿分析の講習会をそれぞれ行うこととした。講習会周知用リ ーフレットとして、講習会の種別ごとに、白黒版/カラー版、1ページ版/2ページ版をそれぞれ作成したの で、周知媒体に応じてこれらも活用しつつ、講習会の周知や参加勧奨を行われたい。 また、事前調査の講習会(分析を除く。)の開催地の都府県労働局は、当課担当官から連絡するところ従 い、講習会冒頭に15分程度の説明等を行うこと。 おって、別添1のとおり関係団体に対し、別添2のとおり関係行政機関に対し周知を依頼していることを 申し添える。 注:「法令等データベースサービス」の掲載に当たって、リーフレットは略 【概要】※詳細は添付のリーフレットやWebを参照 1 申込み手続き Web申込み、8/24(木)10:00〜 http://asbestos.jp/h29/ 2 事前調査の講習会(座学) 石綿作業主任者を対象。 分析技術に関する内容は含まない。 調査対象は建築物を念頭に置いており、船舶等は念頭に置いた内容ではない。 宮城、東京、愛知、大阪、広島、福岡(各1回。ただし東京2回) 3 石綿分析の講習会 ・座学 分析技術者向け。ただし、石綿に関わるどなたでも参加可。 内容は、昨年度をベースにしつつ、JIS A 1481規格群に基づく「アスベスト分析マニュアル」の最新 の改訂も踏まえたもの。 宮城、東京、愛知、大阪、広島、福岡(各1回。ただし東京2回) ・実技 分析技術者であって、本年度の上記分析の座学講習会を受講した者が対象。 内容は、昨年度をベースにしつつ、JIS A 1481規格群に基づく「アスベスト分析マニュアル」の最新 の改訂も踏まえたもの。 アスベスト分析マニュアル6章(JIS A 1481-4法)は本年度新規実施。 東京、大阪(各4日間。分析方法ごと(1日単位)での申込も可)