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本船の荷役設備等に起因する最近の主な事故事例
発生年月
(地域)
災害の概要 災害防止に必要と考えられる措置等
平成20年9月
(関東)
本船乗組員が運転する揚貨装置により約300トンのジェネレーターをはしけから本船に積み込む作業中に、地切りしてから7メートルつり上げたところでカーゴワイヤが切断し、ジェネレーターがはしけに落下し、はしけ上にいた玉掛け作業員が死亡した。 ・揚貨装置及びワイヤの点検、整備
・重量物を地切りした後の退避及び安全な退避場所の確保
平成20年7月
(関西)
揚貨装置により約20トンのコイルをはしけから本船に積み込む作業中に、所定位置に置いたところでカーゴワイヤが切断し、重量1トンのカーゴブロックのフック及びシャックルが落下し、コイルの歯止め作業に従事していた作業員がはさまれて骨盤骨折し、約2ケ月間休業した。 ・揚貨装置及びワイヤの点検、整備
平成19年8月
(関東)
コイル状の鋼材の船積み作業に従事していた作業者が、タラップを降りた直後、中甲板から船倉に墜落し、死亡した。 ・開口部の手すりの設置等墜落防止措置の確保
・照明設備の設置 ・照度の確保
平成18年7月
(関西)
はしけから揚貨装置で約20トンの鋼材をつり、本船に積み込む作業中にカーゴワイヤが切断し、玉外しのために本船の船倉で待機していた作業員の頭上に落下して1名が死亡した ・揚貨装置及びワイヤの点検、整備
・安全な退避場所の確保
平成18年4月
(関東)
掃き集め作業に従事していた作業者が、上屋での作業を指示され中甲板を通っていたところ、照明がなく、暗かったため船倉に転落し、頭部打撲、肩胛骨骨折で数ヶ月間休業した。 ・開口部の手すりの設置等墜落防止措置の確保
・照明設備の設置
・照度の確保
平成16年6月
(関東)
接岸本船デッキにおいてクレーンでコンテナの巻き上げをして横行させたところ、甲板上の約7キロのベースコーンがはがれてコンテナに付いたまま移動し、通路上で落下し、被災者の頭を直撃し死亡に至った。 ・ベースコーンの劣化の点検
・地切りの際のコンテナ下部の確認