(平成23年10月28日 基安労発1028第1号・基安化発1028第1号により廃止) 参考情報4 2,4-ジクロロ-1-ニトロベンゼンの基本情報
化学式 | C6H3Cl2NO2 | |
別名 | 2,4-DCNB、1,5-ジクロロ-2-ニトロベンゼン | |
CAS No. | 611-06-3 | |
物理化学的性質 | 分子量 比重 融点 沸点 引火点 |
192.01 1.439(80℃) 33℃ 258.8℃ 130℃ |
常温での性状 | 黄色結晶。水に不溶。熱、光に対し極めて安定な物質。 | |
生産量 | - | |
用途(中間体等) | 有機中間体、鎮痛・解熱剤、医薬品、染料、顔料 | |
法令による規制の現状 | 労働安全衛生法:「変異原性が認められた化学物質」 化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律:第2条第2種監視化学物質 特定有害廃棄物等の輸出入等の規制に関する法律:第2条特定有害廃棄物等 (0.1wt%を超えるもの) 外国為替及び外国貿易法:輸出令別表第2の35の2項(0.1wt%を超える廃棄物) |
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がん原性評価 | IARC:評価なし 日本産業衛生学会:評価なし ACGIH:評価なし |
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動物に対する評価 | 急性経口毒性LD50:990mg/kg | |
国が実施したがん原性試験等の結果概要 (経口) |
ラットでは、雄雌に腎細胞がんと腎細胞線腫の発生増加が認められ、がん原性を示す明らかな証拠であると考えられた。また、雄に包皮線の線腫の発生増加が認められた。 マウスでは、雄雌に肝細胞がん、肝芽腫、肝細胞線腫、腹膜の止管肉腫の発生増加が認められ、がん原性を示す明らかな証拠であると考えられた。 |
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変異原性の有無、強さ | 微生物を用いた変異原性試験 陽性 最大比活性値=4.81×103 revertants/mg〔TA100、S9(+)〕 ほ乳類培養細胞を用いた染色体異常試験 陽性 SD20=0.076mg/ml〔CHL、S9(+)〕 |
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ばく露限界 | - | |
ヒトへの影響 | 蒸気は皮膚及び粘膜刺激性がある。 |
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資料出所 | 「14906の化学商品」化学工業日報社(2006) 「労働安全衛生法有害性調査制度に基づく既存化学物質変異原性試験データ集」 日本化学物質安全・情報センター(1996) |