(平成23年10月28日 基安労発1028第1号・基安化発1028第1号により廃止) 参考情報7 パラ-ニトロアニソールの基本情報
化学式 | C7H7O3N | |
別名 | パラ-メトキシニトロベンゼン 1-メトキシ-4-ニトロベンゼン |
|
CAS No. | 100-17-4 | |
物理学的性質 | 分子量 比重 融点 沸点 |
153.14 1.232 54℃ 260℃ |
常温での性状 | 結晶。水に不溶。煮沸エーテルに易溶。 | |
生産量 | 400t(推定)(平成16年) | |
用途(中間体等) | 染料の中間体 | |
法令による規制の現状 | 労働安全衛生法:「変異原性が認められた化学物質」 |
|
がん原性評価 | IARC:評価なし 日本産業衛生学会:評価なし ACGIH:評価なし |
|
動物に対する評価 | RTECS=急性経口毒性LD50:2300mg/kg(ラット) | |
国が実施したがん原性試験等の結果概要 (経口) |
ラットでは、雄に肝細胞線腫の発生増加が認められ、がん原性を示す証拠であると考えられた。雌には子宮腺がんの発生増加が認められ、がん原性を示す明らかな証拠であると考えられた。また、肝細胞線腫の発生増加も認められた。 マウスでは、雄雌に肝芽腫及び肝細胞がんの発生増加が認められ、がん原性を示す明らかな証拠と考えられた。雌には肝細胞線腫の発生増加も認められた。 |
|
変異原性の有無、強さ | 微生物を用いる変異原性試験 陽性 最大比活性値=1. 8×103revertants/mg〔TA100、S9(-)〕 ほ乳類培養細胞を用いる染色体異常試験 陽性 SD20=0.30mg/ml〔CHL、S9(+)〕 |
|
ばく露限界 | - | |
ヒトへの影響 | - | |
資料出所 | 「14906の化学商品」化学工業日報社(2006) 「労働安全衛生法有害性調査制度に基づく既存化学物質変異原性試験データ集」 (社)日本化学物質安全・情報センター(1996) 「労働安全衛生法有害性調査制度に基づく既存化学物質変異原性試験データ集補遺版」 (社)日本化学物質安全・情報センター(1997) |