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(平成28年3年31日 基発0331第26号により廃止)

(参考4)キノリンに係る情報

1 性状
  キノリンは、常温常圧では無色の液体であり、揮発性があり、刺激臭を有する。光や空気により褐色
 に変色する。冷水に難溶、温水に易溶であり、アルコール、エーテル等に可溶である。
  キノリンは弱塩基性で様々な塩をつくる。
  なお、物性等については表に示すとおりである。

      表 キノリンの物性等
CAS No. 91-22-5
化学式 構造式
分子量 129.2
融点 -15〜-19℃
沸点 238℃
比重(25℃) 1.09
蒸気圧(20℃) <10Pa
蒸気密度(空気=1) 4.5
引火点 103℃
発火点 480℃
爆発限界 1.2〜7.0%
2 用途
  ブラックオイル(カーボンブラックをキノリンに溶解したもの)、BTX(ベンゼン、トルエン及びキ
 シレン)の回収溶媒等

3 人に対する影響
  キノリンは、皮膚、目、気道を刺激する。中枢神経系に影響を与え、意識を喪失させることがある。
 長期又は反復ばく露により、肝臓、腎臓、網膜に影響を与える。