参考
ETCレーンに関連する労働災害発生状況
1 災害発生状況(平成14年〜平成17年11月末) |
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平成14年 |
平成15年 |
平成16年 |
平成17年 |
計 |
死傷災害 |
5 |
4 |
4 |
7 |
20 |
うち死亡災害 |
0 |
2 |
1 |
1 |
4 |
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(注)死亡災害は厚生労働省調べ。死亡災害以外については、各高速道路会社等からの情報による。 |
2 死亡災害事例
[事例1]
1 発生日 平成15年9月
2 発生場所 阪和自動車道和歌山インターチェンジ
3 発生状況
被災者は8レーンのブースに行ったが鍵を管理事務所に忘れてきたことから、10レーンの従業員に鍵
を借りるため、地下道を経由せず、8レーンとETC専用レーンである9レーンを横断して10レーンのブ
ースへ移動し、鍵を借りて戻るときに9レーンで10トントラックに接触した。
なお、地下道を通じて偶数レーンに付随するアイランド(料金収受ブースほか各種機材の設置された
区画)に出られるようになっている。
[事例2]
1 発生日 平成15年12月
2 発生場所 東北自動車道上り線浦和本線料金所
3 発生状況
ETC専用レーン(レーン13)での通行料金決済ができなかったため停車していた貨物自動車を進
入禁止となっているレーン11に誘導し、通行料金支払い用クレジットカードを運転手より受け取り一般
車両通行可能として開いていたレーン17の料金収納書機で料金支払いの処理をした。
その後、クレジットカードを待機していた貨物自動車運転手に返すためETC専用レーン(レーン
12)を、信号を赤に切り替える等車両の通行を遮断することなく横断中、同レーンに進入してきた貨物
自動車にはねられた。
なお、一つおきのレーンをつなぐ地下通路が設備されており、ETC専用レーンには車線横断注意パ
ーが取り付けられていた。
[事例3]
1 発生日 平成16年5月
2 発生場所 阪神高速池田線大阪空港本線料金所
3 発生状況
被災者が収受していた第2レーンが混在運用からETC専用運用に切り替えられたことにより、第2
ブースでの収受金等を整理し、第3ブースに移した後、再び第2ブースへ移動する際に第2レーンを横断
中、レーンに進入してきた大型タンクローリ車の車両右前部にはねられた。
なお、各ブース間には、陸橋が設けられている。
[事例4]
1 発生日 平成17年9月
2 発生場所 首都高速4号新宿線初台下り料金所
3 発生状況
被災者2名がETC混在レーン(第2レーン)で料金収受業務を行っていたところ、ETC専用レー
ン(第1レーン)において異常が発生したため、被災者が状況確認をしようと第2ブースを出てETC混
在レーン(第2レーン)を横切ろうとしたところ、同レーンに進入してきた大型トラックにはねられた。
なお、本料金所は2レーンであり、地下通路等は設けられていない。