別紙2 変異原性が認められた既存化学物質に関する情報一覧 |
番号
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名 称
(別 名) |
官報公示
整理番号 |
CAS番号
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構造式
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物理化学的性質
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用途
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微生物を用いる変異原性試験結果
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哺乳類培養細胞を用いる染色体異常試験結果 |
比活性
(revertants/mg) |
D20値
(mg/ml) |
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1
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アクリルアミド | (2)-1014(化) | 79-06-1 | 白色結晶 分子量:71.08 融点:85℃ 比重:1.122〜1.127 |
塗料、接着剤、 高分子凝集剤、 紙力増強剤、 土壌改良剤、 繊維の改質及び 樹脂加工、石油回収剤 |
陰性
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0.044
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2
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9-アントリルメタノール | 7-(1)-654 | 1468-95-7 | 淡黄色粉末 分子量:208 融点:165℃ |
膜基材原料 |
2.07×103
(30% S9) |
0.073
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3
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2-クロロ-4-ヨードアニリン | 4-(12)-781 | 42016-93-3 | 紫色結晶 分子量:253.47 融点:88.70℃ 水に難溶 |
医薬原料 |
2.82×103
(30% S9) |
0.23
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4
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ナフタレン | (4)-311(化) | 91-20-3 | 白色結晶 分子量:128.18 沸点:210.0℃ 融点:80.3℃ 比重:1.146〜1.1517 水に不溶 昇華性あり |
爆薬、顔料、 防虫剤、 染料中間体、 合成樹脂 |
陰性
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0.099
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5
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1,4-ナフトキノン | (4)-372(化) | 130-15-4 | 暗褐色粉末 分子量:158.16 融点:125℃ 比重:1.422 昇華性強い |
農薬・医薬品 ・ 染料中間体の 合成原料 |
陰性
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0.025
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6
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2-ビニルピリジン | (5)-716(化) | 100-69-6 | 無色〜淡黄色液体 分子量:105.14 沸点:160℃ 比重:0.976 |
タイヤコード 接着剤用原料、 医薬用原料、 樹脂用原料 |
1.02×103
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0.0064
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注1) | 官報公示整理番号とは、労働安全衛生法第57条の3第1項の規定に基づく同法施行令第18条の3第4号に定める化学物質及び同法第57条の2第3項の規定によりその名称等が公表された化学物質について、官報公示の際に付けられた番号である。 | |||||
注2) | 官報公示整理番号の後に付した(化)は、当該番号が昭和54年6月29日までに「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」に基づき官報公示された際に付けられた番号であることを示すものである。 | |||||
注3) | CAS番号とは、米国化学会のケミカル・アブストラクト・サービス(CAS)において化学物質検索を容易にするために付けられた番号のことであり、国際的に文献調査等の際に広く利用されているものである。 | |||||
注4) | 物理化学的性質及び用途は、14504の化学商品(化学工業日報社)等の記載によるものである。 | |||||
注5) | 比活性とは、被験物質単位用量当たりについて、微生物のDNA(デオキシリボ核酸)に対し突然変異を誘発する程度を表したものである。 | |||||
注6) |
30% S9とは、代謝活性化による方法で試験を行う際に被験物質に加えるS9mix中のS9の濃度を30%としたものである。明記されていないものは、S9の濃度を10%として試験を行っている。 |
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注7) | D20 値とは、細胞の20%に染色体異常を誘発する被験物質の濃度を表したものである。 |