災害事例1 (1) 発生年月 平成15年7月 (2) 発生場所 高層マンション建築工事 (3) 災害発生状況 可搬式ゴンドラのアームの先端部が折損し、作業床が落下した。 (4) 原因 ゴンドラリース業者が可搬式ゴンドラを当該工事現場に搬入したところ、アームの長さが長く設置で きなかった。そのため、短いアーム部材を作製し交換の上、これを設置し、使用したところ、アームの フランジ部の穴が破断し、アームの先端が折損したもの。 なお、構造部分の変更に当たって、変更届が提出されず、変更検査も受検していなかった。 災害事例2 (1) 発生年月 平成16年2月 (2) 発生場所 トンネル新設工事 (3) 災害発生状況 ホイールクレーンでクローラクレーンの走行部を吊り、フレーム組付作業を行っていたところ、ホイ ールクレーンのジブが根本から折損した。 (4) 原因 ジブの根本の部材について、すみ肉溶接部分の部材間に、工作精度上2mmの隙間のあるところに溶接を 行ったため、許容応力を超える負荷が溶接部分にかかり、溶接面が破断したもの。