別紙 |
(例)次のような方は肝炎ウイルス検査を受けましょう |
過去に一度も肝炎ウイルス検査を受けたことのない方は、一度は検査を受ける機会をもちましょう。また、下記の方は、感染の可能性が一般の方々より高く、早めの検査を受けてください。 a.1992(平成4)年以前に輸血を受けた方 b.長期に血液透析を受けている方 c.輸入非加熱血液凝固因子製剤を投与された方 d.c.と同等のリスクを有する非加熱凝固因子製剤を投与された方 e.フィブリノゲン製剤(フィブリン糊としての使用を含む。)を投与された方 f.大きな手術を受けた方 g.臓器移植を受けた方 h.薬物濫用者、入れ墨をしている方 i.ボディピアスを施している方 j.その他(過去に健康診断等で肝機能検査の異常を指摘されていたが、その後肝炎の検査を実施していない方、感染率の高い地域に住んでいる方等) C型肝炎とは? C型肝炎は肝臓の病気です。肝炎になると、肝臓の細胞が壊れて、肝臓の働きが悪くなります。C型肝炎は、適切な治療を行うことで病気の進展をとめたり、遅くすることができますので、きちんと検査をして病気を早く発見することが大切です。 日常生活の場では、新たにC型肝炎ウイルス(HCV)に感染することはほとんどなく、通常は毎年繰り返してC型肝炎ウイルス検査をうける必要はありません。感染の有無を確認するには、正しい検査を一生に一度受ければ良いとされています。C型肝炎の主な特徴は次のとおりです。 ・血液を介して感染し、日常生活ではほとんど感染しません。 ・持続感染者数は全国で100〜200万人と推定されています。 ・C型急性肝炎の多くは慢性化し、経過とともに肝硬変、肝がんになる人がいます。慢性化すると、自然治療はまれです。 ・40歳代前後から肝炎が進行し、60〜65歳から肝がんの発生が急増すると報告されています。 ・肝硬変、肝がんによる死亡(平成11年約4.5万人)のうち約7割以上がC型肝炎ウイルスの持続感染によるものです。 なお、B型肝炎について、母子感染以外で持続感染者となることはまれであり、特に母子感染対策を開始した昭和61年以降に生まれた世代での持続感染者はほとんどないことが知られています。 |