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(別添1)

 情報機器作業に係る労働衛生教育実施要領
1. 目的
  情報機器作業に従事する労働者(以下「情報機器作業従事者」という。)及び情報機器作業従事者を直
 接管理監督する者(以下「情報機器作業管理者」という。)に対し、情報機器作業に係る的確な労働衛生
 管理を行う上で必要な知識を付与することにより、作業環境・作業方法の改善、適正な健康管理の実施
 に資することを目的とする。
2. 実施者
  実施者は、情報機器作業に労働者を就かせる事業者又は安全衛生団体等とする。
3. 対象者
  対象者は、情報機器作業従事者及び情報機器作業管理者とする。
4. 実施時期
  実施時期は、情報機器作業従事者については情報機器作業に就かせる前とする。ただし、現に情報機
 器作業に就いている者であって本教育を受けていない者については、順次実施するものとする。
  また、情報機器作業管理者については、情報機器作業従事者を直接管理監督させる前とするが、現に
 情報機器作業従事者を直接管理監督している者であって本教育を受けていない者については、順次実施
 するものとする。
5. 教育カリキュラム
  情報機器作業従事者に対する教育カリキュラムは別表1「情報機器作業従事者に対する労働衛生教育
 カリキュラム」とし、情報機器作業管理者に対する教育カリキュラムは別表2「情報機器作業管理者に
 対する労働衛生教育カリキュラム」とし、各表の左欄に掲げる科目に応じ、それぞれ、同表中欄に掲げ
 る範囲について同表右欄に掲げる時間以上行うものとする。
6. 講師
  本教育の講師は、情報機器作業教育指導員(インストラクター)等情報機器作業又は情報機器作業に
 係る労働衛生管理について十分な知識及び経験を有する者とする。
7. 修了の証明等
 (1) 事業者は、本教育を実施したときは、当該教育の受講者、科目等の記録を作成し、保管するものと
  する。
 (2) 安全衛生団体等が本教育を実施したときには、修了者に対してその修了を証する書面を交付する
  等の方法により、本教育を受けたことを証明するとともに、教育修了者名簿を作成し、保管するも
  のとする。
 (別表1)
情報機器作業従事者に対する労働衛生教育カリキュラム
科目 範囲 時間
情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン(以下「情報機器ガイドライン」という。)の概要
情報機器ガイドラインの概要 45分
作業管理 作業計画・方法、作業姿勢、ストレッチ・体操など 1時間45分
作業環境管理 情報機器の種類・特徴・注意点、作業環境が作業の効率や健康に及ぼす影響(情報機器等及び作業環境の維持管理を含む)
健康管理 情報機器作業の健康への影響(疲労、視覚への影響、筋骨格系への影響、メンタルヘルスなど)、職場体操等 1時間
                                       (計3時間30分)

 (別表2)
情報機器作業管理者に対する労働衛生教育カリキュラム
科目 範囲 時間
情報機器ガイドラインの概要
情報機器ガイドラインの概要(管理者の役割と心構え、労働衛生管理の概論、労働災害統計、情報機器作業従事者に対する労働衛生教育の方法を含む) 2時間
作業管理 作業計画・方法、作業姿勢、ストレッチ・体操など 2時間30分
作業環境管理 情報機器の種類・特徴・注意点、作業環境(作業空間、ワークステーション、什器、採光・照明、空調など)が作業の効率や健康に及ぼす影響と、その改善及び維持
健康管理 情報機器作業の健康への影響(疲労、視覚への影響、筋骨格系への影響、メンタルヘルスなど)
健康診断とその結果に基づく事後措置、健康相談、職場体操等
2時間30分
                                         (計7時間)