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 別添

1   JlS D6003(ショベルローダ)の3・2・3
  「安定度試験」
   3・2・3 安定度試験 定定度の試験は、傾斜試験機を用いて、前後安定度及び左右安定度について、
  次の4方法の試験を行う。
   この場合、駐車ブレーキを掛け、運転者は乗らずに試験を行う。
   また、車輪のスリップを防ぐために、床との摩擦係数を増加させるテープや塗科などは用いてもよ
  いが、車輪止めを使ってはならない。ただし、試験4、についてはスリップを防止するために図3に示
  す車輪止めを用いる。

図

   試験1 水平にした傾斜試験機の上に、基準負荷状態のショベルローダの前車軸を装置の傾斜軸と平
  行に置き、この状態からバケットヒンジピン中心の車体最前部からの水平距離が最大になる位置まで
  上げ床を規定のこう配まで傾ける。
   試験2 水平にした傾斜試験機の上に、基準負荷状態のショベルローダの前車軸を装置の傾斜軸と平
  行に置き、床を規定のこう配まで傾ける。
   試験3 水平にした傾斜試験機の上に、基準負荷状態のショベルロ一ダを載せ、前輪の接地点中心(2)
  と後車軸中心を結ぶ線の傾斜床への投影を傾斜床装置の傾斜軸と平行に置き、この状態からバケット
  を最高に上げ、床を規定のこう配まで傾ける。この場合傾斜軸側かじ取り車輪は、傾斜軸と平行とす
  る。
   注 (2)前輪が複輪の場合は、前輪の接地点中心は外側の車輪の接地点を採るものとする。
   試験4 水平にした傾斜試験機の上に、基準無負荷状態のショベルローダを載せ、右側又は左側の前
  後車輪の外側面を傾斜試験機の車輪止めに接して、床を規定のこう配まで傾ける。この場合傾斜軸側
  かじ取り車輪は、傾斜軸と平行とする。



2   JlS D6001(フォークリフトトラック)の3・1・1
   3・1・1 基準荷重中心は、最大荷重の種類により、表3のとおりとする。
                      表3





3   JlS D6003(ショベルローダ)の・3・3(2)
  「ブレーキ試験」
   (2)ブレーキ試験 前進方向について行うものとし、初速度測定区間を基準無負荷状態では速度20±
  2Km/h(最高速度20Km/h未満のものは、その最高速度)で走行させ、基準負荷状態では速度10±1Km/hで
  走行させた後、合図により加速ペタルを離し、クラッチを切り(トルクコンバータ付のものは、変速
  機を中立にして)足ブレーキで急制動を行い、合図をしたときの車両の位置から停止した位置までの
  停止距離を測定し、併せて車体と車輪の状況を観察する。ブレーキを掛けるため、ブレーキペダルに
  足を掛ける操作によって路面に標点を印付ける装置を用いた場合、標点から停止した位置までの距離
  を測定する。この距離を制動距離という。
   初速度の測定は、基準無負荷状態では制動開始前50m区間の走行時間を、基準負荷状態では制動開
  始前20m区間の走行時間を測定して求め、停止距離又は制動距離は、次の式で補正する。
   S=Sl(VO/VOl)2…(4)
    こにS:補正停止距離又は補正制動距離(m)
    Sl:測定停止距離又は測定制動距離(m)
    Vo:指定初速度(Km/h)
    Vol:測定初速度(Km/h)
   また、制動距離を測定した場合は、次の式により平均減速度及びブレーキ効率を算出する。
   bo=Vo2/25.9S…(5)
   e=bo/9.8…(6)
    ここにbo:平均減速度(m/S2)
    e:ブレーキ効率