(3) 枠 組 壁 工 法
番号 |
作業工程 |
作業内容 |
安全上の留意事項 |
説明図 |
1 |
基 礎 | [1]やり方、根切り [2]栗石敷き [3]型枠組み [4]生コンクリート打設 [5]天端均し |
○
ランマーによって手足を痛めないように注意すること。 ○ 栗石、生コンクリート等重量物の搬入に際しては、搬入車による災害に注意すること。 |
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2 |
土台の一階床枠組 | [1]土台の締めつけ [2]大引、側根太、端根太の取付け [3]床合板の取付け |
○
コンプレッサー、電動釘打機、電動丸のこ、電気ドリル等は適正に使用すること。 ○ 防腐、防蟻処理用薬剤の使用に当たっては、必要に応じて保護具を着用すること。 |
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3 |
一階壁枠組 | 壁枠組みの建て起こし | ○
人力により壁枠を建て起こす場合は、壁枠の大きさに対して十分な人数で建て起こすこと(長さ3.6〜5.4mの壁枠に対して3〜4人を基準とすること。)。 ○ 外周壁枠組の建て起こしは、床組外部に204材を立て上げて壁枠の滑りを止めて行うこと。 ○ 建て起こし後は、筋かいをすみやかに、かつ、確実にとること。 ○ 壁枠組みの頭をつなぐ作業は、脚立又はうま足場の上で行うこと。 ○ 一階壁枠組みの釘打ちは確実に行うこと。 |
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4 |
二階床枠組み | [1]二階床側根太、端根太、根太、床梁の取付け [2]合板受、添え木、コロビ止めの取付け [3]床合板の取付け |
○
一階床上にうま足場を設け、その上で二階床枠組みを行うこと。 ○ 床開口部は仮床を敷き、釘打ちしておくこと。 |
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5 |
二階壁枠組み | 二階壁枠の建起こし | ○
二階床上の足元の材料、工具等は整理整頓すること。 ○ 壁枠を建て起こす時は、風にあおられる等によって壁枠が倒れないように注意すること。 ○ 壁枠と壁枠、下枠と床組とをしっかりと釘打ちし、仮筋かいで確実に固定しながら作業を進めること。 ○ 二階外周壁枠の建て起こしにおいては、床組外部に204材を立て上げて、壁枠の滑りを止めること。 |
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6 |
屋根枠組み | 小屋トラス、妻小壁、棟木屋根梁等の組立て | ○
二階壁枠を建て起こした時点で、外部足場を設置し、たる木の鼻切の切断、破風、たる木、鼻かくしの取付け等の作業は足場を利用して行うこと(足場を利用すれば安全であり、かつ、能率も上がること。)。 ○ 外部足場は、原則として本足場又はブラケット一側足場とすること。 ○ 足場の建地を軒先から1.3メートル以上延ばして右図の位置に手すりを設けること。 ○ 二階床上にうま足場を設け、その上で天井根太、トラスの下枠等の取付け作業を行うこと。 ○ 棟木、屋根梁等の取付け作業は、天井根太を先に取り付けてから、天井根太の上に足場板又は野地用ベニヤ板を仮敷きして、その上で行うこと。 ○ 壁枠を建て起こした後、足場つなぎ用ボルトを必要箇所に取り付け、足場つなぎを設けること(足場つなぎ用ボルトはステンレスボトルを使用しておけば築造後も使用出来ること。)。 |
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7 |
屋根下張り | 野地板の取付け | ○
屋根勾配が急な場合は、野地合板に滑り止めを仮打ちすること。 ○ 屋根たる木の上に滑り止めを設けて、野地合板を仮置きすること。 ○ 作業中に、野地合板が吹き飛ばされないように注意すること。 |
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8 |
外壁下張り | 壁下張りの構造用合板の取付け | ○
外部足場を利用して作業すること。 ○ 作業中に合板が吹き飛ばされないように注意すること。 |