ダンプ荷台降下による死亡災害事例 (昭和49年)
No. |
発生年月日 |
県 名 |
業 種 |
被 害 者 |
発 生 状 況(あ ら ま し) |
[1] |
49.1.23 | 愛知 | その他の事業 | 男(45才代) | ダンプカーで鶏糞をおろしたとき、荷台の一部に残っていたので、それを取るため車体にのりクワで作業しているとき荷台が急に降下して頭部を挟まれて死亡した。 |
[2] |
49.1.28 | 埼玉 | 建設業 | 男(20才代) | 掘削による残土をダンプに運び捨てる途中前輪が道に埋まり前進できなくなったので、いったん荷を降ろして荷台を上げたまま点検していたところ、足が荷台の下降ロッドにふれ、荷台とシャシの間にはさまれ死亡した。 |
[3] |
49.1.29 | 東京 | 建設業 | 男(30才代) | 工事現場において、掘削残土の運搬のためダンプカーを運転してきて、ダンプ荷台のせり上げの下に入り修理点検中、突然荷台が降下してきて車体との間にはさまれて死亡した。 |
[4] |
49.2.4 | 神奈川 | 運輸・貨物業 | 男(30才代) | ダンプ各部分にグリースを注油のため、荷台をあげ、荷台とシャシの間に上半身を入れたところ荷台が落ち、被災者は頭を打って死亡した。 |
[5] |
49.2.12 | 愛知 | 建設業 | 男(35才代) | 暗渠基礎工事現場において、2t積トラックの荷台をあげてトラックの点検中急に荷台が降下して車台との間にはさまれ死亡した。 |
[6] |
49.2.14 | 長野 | 建設業 | 男(25才代) | 現場掘削により出る砂利をふるいわけるため、ダンプの荷台にロストルを敷いて、小さい砂利はダンプの荷台に、大きな玉石はロストル上に残るようにして作業を行っていた。ふるいわけた砂利をおろすため、ダンプの荷台をあげたところ降りなくなった。当日はその作業をそのままにして別の仕事を行っていたが、作業終了時にまた、ダンプの調子を調べるため荷台下へもぐったところ、荷台が降りてきてはさまれた。 |
[7] |
49.2.16 | 愛知 | 建設業 | 男(55才代) | 道路舗装工事中、2tダンプカーの荷台を上昇させ、アスファルトをおろしたが、シャシ上にこぼれているアスファルトをとり除く作業をしているとき誤って荷台をおろしてはさまれた。 |
[8] |
49.2.21 | 新潟 | 土石採取業 | 男(20才代) | ダンプの荷台を上げて点検中、荷台が降下し、挟圧された。 |
[9] |
49.3.7 | 福井 | 運輸・貨物業 | 男(55才代) | 小型ダンプ(2t車)の荷台を上げ、エンジン調整中、荷台がさがりはさまれ死亡した。 |
[10] |
49.3.14 | 北海道 | 運輸・貨物業 | 男(30才代) | ダンプトラックの荷台を上げてシャシと荷台との間に入りブレーキ系統の点検中、アームを押し下げて荷台の降下によりはさまれ死亡した。 |
[11] |
49.6.25 | 大阪 | その他の事業 | 男(30才代) | ガソリンスタンドで燃料およびオイルの補給のため、荷台を上げシャシの上で作業中、誤って荷台昇降用レバーを踏んだため急に荷台が降下しシャシと荷台の間に胸部をはさまれた。 |
[12] |
49.6.29 | 富山 | 土石採取業 | 男(25才代) | ダンプの荷台を上げてグリース注入中、体の一部がレバーのジョイントにふれ荷台が降下し、はさまれた。 |
[13] |
49.7.19 | 秋田 | その他の事業 | 男(20才代) | 店の前の駐車場で、被害者が10tダンプの荷台を上げてグリースアップ中、突然降下してきた荷台と車体の間に頭部をはさまれ死亡した。 |
[14] |
49.8.17 | 長野 | 運輸・貨物業 | 男(25才代) | 11tダンプの新車を購入したのでグリスアップをするため荷台を上げて給油していたところ、そばにあった荷台昇降用バルブを誤操作して降りてきた荷台にはさまれた。 |
[15] |
49.10.20 | 愛媛 | 建設業 | 男(20才代) | 防災工事に使用する間知ブロック30個を2tダンプで運搬し、ブロックおろし作業中、ダンプの荷台が途中約30度上がったところで停止したので、車のシャシフレームと荷台をのぞきこんだ瞬間、荷台が降下し胸部をはさまれた。 |
[16] |
49.11.13 | 福島 | 建設業 | 男(25才代) | ダンプトラックから土砂をおろしているうち、荷台が故障して動かなくなったので、シャシと荷台の間に身体を入れて点検中、荷台がさがりはさまれた。 |