安全衛生情報センター
事業場における労働者の健康保持増進のための指針(昭和63年9月1日健康保持増進のための指針公示第1 号。以下「指針」という。)について、別紙1のとおり指針の改正を行い、令和5年4月1日から適用するこ ととした。改正後の指針は別紙2のとおりであり、改正の趣旨及び内容は下記のとおりである。 ついては、別添のとおり関係団体に対して周知したので、了知するとともに、事業者及び関係機関等に 対する周知について遺漏なきを期されたい。
1 改正の趣旨 加齢に伴う筋力や認知機能等の低下が転倒等の労働災害リスクにつながることや「高年齢労働者の安 全と健康確保のためのガイドライン」(令和2年3月16日付け基安発0316第1号)等を踏まえ、労働者の健 康状況の継続的な把握等、労働者の高齢化を見据えた取組について明確化するため、指針の改正を行っ たものである。 また、40歳未満の労働者について、事業者と医療保険者が連携して健康保持増進対策をより効果的に 推進できるよう、指針について所要の改正を行ったものである。 2 改正の内容 筋力や認知機能等の低下に伴う転倒等の労働災害を防止するため、体力の状況を客観的に把握し、自 らの身体機能の維持向上に取り組めるよう、加齢による心身の衰えを確認するフレイルチェック等の健 康測定の実施や保健指導への活用が考えられる旨規定するもの。 また、健康保持増進対策の考え方として、事業者は医療保険者と連携したコラボヘルスを積極的に推 進すること、労働安全衛生法(昭和47法律第57号)に基づく定期健康診断の結果の記録等を積極的に医療 保険者と共有すること及び当該記録等は電磁的な方法による保存・管理が適切であることを明確化した もの。別紙1(PDF:222KB)