安全衛生情報センター
林業における死亡災害発生状況は、令和2年の死亡者数(3月22日速報値)については平成31年/令和元年 の同期と比べ4人増加し35人となっている。これは平成29年の同期比で4人(10.3%)の減少ではあるが、 第13次防労働災害防止計画(以下「13次防」という。)で掲げる目標(死亡者数を平成29年と比較して、令 和4年までに15%以上減少させる)の達成のためには、なお一層の労働災害防止対策の推進が強く求められ る。 厚生労働省では、従前より、労働安全衛生法令に基づく対策の徹底、自主的な安全衛生活動の促進等を 図るとともに、平成31年に改正された労働安全衛生規則に基づき、伐木、かかり木の処理及び造材の作業 による危険等を防止するため、事業者が講ずべき措置等について遵守を徹底することにより、林業におけ る安全対策を推進してきたところである。 今般、13次防における計画期間(平成30年4月から令和5年3月までの5年間)の4年度目である令和3年度に おける林業の安全対策の推進に係る留意事項について、別添のとおり定め、別紙1により関係省庁あて、 別紙2により関係団体等あて要請しているので了知するとともに、新型コロナウイルス感染拡大防止に十 分に配慮した上で、別添を管内の都道府県、市町村等の地方公共団体等の関係行政機関、関係団体等に周 知し、引き続き、管内における林業の安全対策の推進を図られたい。