トンネル建設工事に係るセーフティ・アセスメントについて |
改正履歴
トンネル建設工事における労働災害の防止については、労働安全衛生行政の重点として、法令の整備を
はじめ諸般の施策の推進に努めてきたところである。
これらの施策の一貫としてトンネル建設工事における危険性を事前に事業者自らが評価し、これに対し
て必要となる対策を検討をすることにより、施工中の安全性を高める手法を開発するため「トンネル建設
工事セーフティ・アセスメント委員会」(委員長丸安隆和東京大学名誉教授)を設置し、評価の方法等に
ついて検討を行ってきたが、このたびその検討結果が、別添<略>のとおり「トンネル建設工事に係るセ
ーフティ・アセスメントに関する指針」としてとりまとめられた。
ついては、関係事業場において本指針の趣旨が徹底され、セーフティ・アセスメントが実施されるよう
指導されたい。
なお、本指針は、トンネル建設工事を行う事業者自らが施工中の安全性をより高めるために、施工計画
の検討を行う際に用いるものとして作成されたものであり、トンネル建設工事における安全衛生対策の基
準とは異なる点に留意し、労働安全衛生法第88条第4項に基づく計画の届出を審査する際等に活用された
い。
また、関係業界団体である(社)全国建設業協会、(社)日本土木工業協会、(社)日本建設業団体連合会、
(社)日本道路建設業協会、(社)日本電力建設業協会、(社)日本鉄道建設業協会及び建設業労働災害防止協
会に対しては、別紙<略>のとおり本指針の普及徹底を図るよう要請したので了知されたい。