安全衛生情報センター
安全衛生教育は労働災害防止の重要な施策の一つとして、昭和四九年四月三日付け基発第一七六号「安 全衛生教育の推進について」の基本通達により計画的にその推進を図つてきたところである。 しかしながら、最近の労働災害の発生状況をみると、就業初期の者及び中高年齢労働者の発生率が高い こと、また、依然として中小企業における発生率が高いことのほか、技術革新の急速な進展による機械設 備の大型・高速化、新工法、新原材料の導入等に伴う新たな型の労働災害が発生してきており、機械設備 等の安全化及び危険有害環境の改善等と併せて労働者及び関係者の安全衛生教育を一層充実強化すること が要請されている。そこで、新たな視点から別紙「安全衛生教育推進要綱」を定め、労働者の職業生活の 全般を通じ適時適切な安全衛生教育の推進を図ることとしたので、その円滑な運用に努められたい。 なお、本通達をもつて、昭和四九年四月三日付け基発第一七六号は廃止する。